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施工力だけでは勝てない時代

更新日:9月4日

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こんにちは、古市伸子です。 最近は、家は建てるけれど、インテリア提案までできず差別化が難しい」「お客様から“暮らし方”を求められることが増えている」という声をビルダーさんから聞くことが多くなりました。 お客様は、家を建てることで精一杯、インテリアまでの予算がない。

しかし・・・・


お客様のニーズは変化(デザイン性・暮らし提案の重視)し、要望も多くなってきています。

そこで、頭を悩ませている様です。


お客様は「家」ではなく「暮らし」を買っています。

家づくりの打ち合わせでは、壁の色や床材の種類といった仕様を決める場面が多々あります。

しかし、一般のお客様にとってそれは難しい選択です。

プロのように素材や色の特性を理解しているわけではなく、完成後の全体像をイメージするのも容易ではありません。

「この床にしたら、どんな空間になるんだろう?」

「キッチンの色とリビングの雰囲気は合うのかな?」

お客様が迷い、不安を感じたまま進めてしまうと、完成後に「思っていたのと違った」という不満が残ってしまうこともあります。


そこでインテリアデザインを交えた提案ができれば、お客様の心は大きく動きます。

「この家でこんな暮らしができるんだ!」と未来の生活を鮮やかにイメージできた瞬間、お客様の不安は安心に変わり、契約への大きな一歩となるのです。


多くのビルダーは施工力に自信を持っています。

しかし正直なところ、性能や工法での差は一般のお客様には伝わりにくいものです。

パンフレットや数値で説明しても、競合との違いはなかなか実感できません。

一方で、インテリア提案は目で見て、心で感じられるもの。

提案の仕方ひとつで「このビルダーさんとなら、自分らしい暮らしを叶えられる」とお客様に思っていただけます。

つまり、インテリア提案は、競合との差別化ポイント となり、同時に 顧客満足度を高める武器 にもなるのです。


適切なデザインプラン+その説明+顧客への尊重


お客様の要望を明確に把握及びお客様分析。

そして、なぜそれを選んだのか論理的に説明。

これらがとても大切。


実は、インテリアの提案は、設計前から始まっています。

その事例を少しご紹介したいと思います。

この事例はリノベーションです。


まずは、beforeから

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お客様の要望は、とてもはっきりしていました。

「白を基調にしたナチュラルな感じ」この1言です。


しかし、お客様の健在意思だけではなく、分析結果を交えながら空間のプランを提出しました。

プランは、気に入ってくださって契約、工事へとスムーズに進んでいきました。


after写真

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インテリアの力を感じて頂けましたでしょうか?


施工+インテリア=選ばれるビルダー

住宅業界はこれからますます「暮らし提案型」へとシフトしていきます。施工力があるのは大前提。

そのうえで「お客様の理想の暮らしをデザインできるビルダー」が、選ばれる時代になります。

インテリア提案ができるようになると、

・お客様の心に寄り添える

・契約率が上がる

・口コミや紹介が増えるという好循環が生まれる


これからの時代に求められるのは、「家を建てる力」だけではありません。

お客様に寄り添い、「その家でどんな暮らしができるのか」を提案できる力こそが、ビルダーにとって最大の強みとなります。

施工力にインテリア提案力が加われば、お客様にとって“唯一無二のビルダー”になれるはずです。

一歩先の提案力を、ぜひビルダーさん達に身につけてほしいと思います。


次回は、さらにこの物件のインテリアを詳しく説明したいと思います。


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