こんにちは。古市 伸子(ふるいち のぶこ)です。
さて今回はいよいよ、実技である「種まき」をします!
の前に、少しだけ「土」に関するお話を。
前回のブログでも書いた通り、ありのままを受け入れるということが重要なポイントになります。
自然農法で野菜を育てるということは、持続可能型農業というより循環型農業です。
自然農法をするにはその土地の自然のままの土が必要になります。
もし、肥料を使っていた畑であれば肥料の使用をやめ、自然のままの土の状態に戻るまで待つ必要があります。その期間が1年なのか2年なのかは、その土の状態によります。
肥料がなくても本当に野菜は育つのか?と思われるかと思いますが、
そもそも植物である野菜は、肥料が育ててるのではなく、微生物が育てています。
今まで肥料を使っていた畑に肥料をやめると、土の中の微生物の餌である窒素やリン酸が一時的に減りますが、しばらくすると微生物が自然と増え始め、やがて微生物が豊富な自然のままの土が出来上がります。
すると生命力あふれる野菜が育つようになるのです。
土は、大きく分けると4層になっていて、土の表面の約20cm前後の部分を表土といい、空気を好む好奇性菌がいます。
2層目は、10cmほどの硬盤層。暗くて硬い、空気を嫌う嫌気性菌。
実はその下にある3層目、4層目に植物が育つための栄養が、無限にあるというのです。
上の2層だけで農業を行うと根に栄養が届かず、肥料が必要になります。
この硬盤層を突破することが生命力あふれる野菜を栽培する重要なポイントです!
さて、前置きが長くなりましたがいよいよ種まきです。
種まきのために土に杭を刺し、硬盤層を確認しましたが、とにかく硬い!
そう簡単には突破できません。
ところが、同じ受講生で釘を奥まですっぽり刺せる人が⁉
なぜ?どうして?あの人にできて私にできないのはなぜ?
まるで手品をみてるような不思議な気持ちに…
先生は、自然に感謝し、土の第4層にある無限の栄養部分である「豊穣」へ杭を繋げてくださいと言います。
自然界とつながるって、ありのままを受け入れ感謝することなのかもしれません。
もしかして、感謝が足らないから杭が通らないの?
杭をさせる人は「ありのままを受け入れる」ことができていて、私は受け入れられてないってこと?
それとも雑念が?この時点での雑念とは何?
などと考えながら、第4層まで杭を差し込むために、とにかく雑念と戦っていました。笑
結局、雑念を無くす試行錯誤もむなしく第4層まで杭がさせないまま種まきへ...
この作業では、思いもよらず自分の姿を目の当たりにしてしまいました。
見渡すと他の受講者の方は丁寧に繊細に種まきをしているのに、なんとも雑、適当、ワイルドな私。笑
もちろん何が良くて何が悪いとかはないとは思いますが、「育てる人の意識によって、野菜の味が変わる」という言葉を思い出し、こういった育てる人の一つ一つの意識や行動が野菜に伝わるんだろうなと感じました。
私が育てる野菜の味はどうなるのかはわかりませんが、授業の途中のランチに出てきた自然農法で育った野菜は、とにかく美味しい!の一言。
生命力も旨みもあふれていて、嫌いな野菜でさえも美味しかったです。
これが無限の栄養素を取り入れた野菜なのだろうなと感動しました。
このように栄養素たっぷりの野菜が育つ自然農法を学んだことで、マンションテラスでも野菜を育てたくなりました。
もし、都会のマンション暮らしでもテラスで野菜が取れたとしたら...
自然栽培の野菜を食べて暮らせるなんて素敵じゃん!!と妄想が...
この妄想を実現化できるように頑張ってみようと思いましたが、テラスで育てられるのは限られた野菜だけになるので、自然農法の野菜を育ててる人から買いたい!なんて思っています。笑
自然農法を学びたくなった人は、是非学んでみてください。
↓クリックすると自然農法を教えている農学校のHPにジャンプできます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、また次回。
古市 伸子
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