こんにちは。古市 伸子(ふるいち のぶこ)です。
さて、前回に引き続き自然農法を学びに行った時のお話をしたいと思います。
ちなみに私はナチュラリストでも、農業に興味があるわけでもない人間です。笑
ただ、物事の成り立ちや本質にはとても興味があって、
そこに学ぶべき自然の摂理や真実があると思っています。
そんな本質マニアの私の心は、この自然農法に鷲掴みされてしまいました...
ということで、自然農法を本格的に学びに訪れた場所は淡路島。
まずは座学から。
学んで驚いたのが、「自然農法の原理」についてでした。
皆様もご存知の方が多いと思いますが、「奇跡のリンゴ」の木村秋則さんが、肥料もなく自然界で実るリンゴを見て、その原則に気付いたのと同じものでした。
当たり前かもしれませんが、森の木々は人が手を加えることなく、自然のまにまに育っている。
つまり、「自然の中にあるものだけで育つ」という事実。
この自然の中に生えている植物はそこにあるものを認め、自然に逆らわない状態にあるということです。
これが、自然界とつながるっていうことだと。
これを聞いたときに、昔から伝わる「自然界と共存する」ということの意味がわかりました。
現在の日本の野菜農家は、慣行栽培が90%だそうです。
慣行栽培とは、化学肥料を使った栽培のことで、
有機栽培とは、化学肥料の代替え堆肥(稲わらや落ち葉、家畜のふんなどを使ったもの)を使った栽培のことをいいます。
これらの栽培方法に対し自然農法は、農薬はもちろん肥料も堆肥も何も使わない栽培方法です。
じゃあ、虫や雑草はどうするの?と疑問に思われると思いますが、
虫が湧くことにも意味があり、雑草が生えてくること、その雑草の種類にも意味があり、それぞれにあった対処法があります。
この話は詳しく書くと、とんでもなく長くなるのでここでは割愛させていただきます...
それでもやはり、何も使わないとなると手間も時間もかかってしまうのは事実ですので、
農薬や肥料などの全てを否定しているわけではありません。
とにかく驚きの座学でした。
でも果たして、私たちは自然界と繋がっているのだろうか?
私たちの日常の暮らしは、自然と全く繋がりを持たないどころか、逆らってる…
と自分の生活を振り返り反省しました。
そして、原始時代が一番自然の摂理にかなっていたんじゃないか?
原始時代のような生活ができたらいいのでは!
とも思いましたが、現代の生活に慣れた自分ではそんな生活ができるはずもなく...
「食べる物が身体をつくる」のは事実。
では、どう考えどう行動するのが良いのか?
私が出した答えは、自分の口に入れる食べ物は、自分にとって良い・正しいと思う選択をしたものを口に入れること。
そして、自然に逆らわない自分を作ること。
まさか自然農法を学ぶ中で、生き方、考え方までも改める機会になるなんて思ってもみませんでした。
座学の後は、実際畑に出て種まきをしました。
じつはこの作業でも驚きが…
続きは次回。
次回で自然農法については最後になると思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
古市 伸子
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