ミラノ出張で感じたこと

コモ湖にある人口3700人の街ベッラージョへ行った時のこと

インテリアの仕事をしているとヨーロッパへ行くことが、自分にとって大きな学びになり、肌でインテリアを感じさせてくれます。


その街に暮らす人にとって当たり前の景色が、人は体験と経験から見える別の景色が存在します。

その国、その街へ行く度に何かを感じ、何かを気づかせてくれます。

私は、観光地的な場所は興味が湧かないのですが、人の暮らしが垣間見える場所であったり、路地裏であったり、生活が見える場所が魅力的に感じてしまいます。


この業界にいるとミラノ、ロンドン、パリは毎年のように行く人も少なくはないと思います。私は、なぜかミラノはあまり行く機会がなかったのです。

なかったと言うより、行かなかったのかもしれません。

久しぶりのミラノを味わうことにしようという思いでミラノ行きを決めたのですが、何を目的にするかを定めることにしました。

もちろんミラノサローネの視察予定ですが、その中でも絞りに絞って伝統的なブースに行くことにしました。



それには、2つの思いがあったからです。

一つは、インテリアにとって歴史を知ることが最も重要と感じていたことからイタリアの伝統を知ること。現代のインテリアエレメントを生み出している根底を感じるためです。

二つ目は、今の私にとってイタリアはどう感じるのか?ミラノと言う土地に何かを感じるのか?を確かめたかったのです。


私は、昔から感覚を信じる人間です。正しい感覚を身に付けるために幾度となくあらゆることにチャレンジしていました。自我をなくす、捨てる作業のようなものです。




ミラノでは庶民的なアパートを借りてみました。

いつもの自分なら下町的な街には危険と隣り合わせと感じ、不安になります。もう少し治安の良さそうな場所を選んでいたかもしれません。

ところが意外にもこの庶民っぽさも悪い気がしませんでした。

旅中のスケージュールの終わりは、夕食の準備のためにスーパーに寄って帰る日々です。






ミラノは、まさにビジネスを感じる街です。

ファッションもインテリアもトレンドを取り入れ、素晴らしいプロダクトを生み出し、世界中に発信する場所のように感じます。

流石ものづくりの国イタリアです。

ミラノは、完成されたモノが集まる場所のように感じます。完成という言葉は間違っているかもしれませんが、デザインとクオリティの高さは素晴らしい!


イタリアの中でも「いつかミラノでビジネスを」って感じがします。

そんなことを感じながらミラノを巡っていました。

私も成功を夢見るイタリア人の感覚を味わいながら過ごしていました。(あくまでも私の解釈です)


ふっと以前訪れたことのあるコモ湖へ行くことにしたのです。当時は、ファブリックメーカーの工場を訪ねました。その場所は、思い出すことができません。

今回は、船でベッラージョへ行くことにしました。

街の裏道を通ったり幼稚園を眺めたり、家を眺めたり。実に自分には心地よい場所です。







街の中のショップは、観光目当てのモノも多かったのですが、その中でもデザインも優れたモノを安価に販売しているショップもあります。

なぜか不思議にこの場所が自分の肌に合っています。未完成のビジネスを成功するために切磋琢磨している姿を感じたのかも・・・

我が身に照らし合わせてしまいます。

今の自分が、どうだとか、成功とは何かではなく、この街が自分にとって心地よく感じていました。


実は、自社の場所が、同じような空気感があります。

この先、自分がどう進むのか?

ミラノとベッラージョを訪れて、自分が置かれている人生の位置を知ることになったのかもしれません。




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