こんにちは!
古市 伸子(ふるいち のぶこ)です。
今回は農業からうって変わってアート・芸術についてお話ししようと思います。
数年前から雑誌やイベントでアートについての記事をよく見かけていましたが、
特に最近はアートブームによってさらに見かける機会が多くなっているように感じるのは私だけでしょうか?
アートについて興味のない人も多くいると思います。
日本では海外とは異なり、日常生活で芸術に触れる機会は少ないので、
アートに馴染みがなく、どうしても敷居が高く感じてしまいますよね。
では、アートではなく「美」であったらどうでしょうか?
「美」に対しては、多くの人が共感し、求めているのではないかと思います。
イケメンや美女を見て嫌な思いをする人は少ないですよね笑
景色の美しさや空間の美しさ、見た目のほかにも
心の美しさ、所作の美しさ、善行の美しさなどの道徳的な美しさ。
「美」にもいろいろな「美」がありますが、
美しいものを見たときに、心が震えた瞬間は誰しも経験したことがありますよね。
私も美しいものが大好きで、「美」を幼い頃から求めていたような気がします。
なぜだかわからないけど無性に美しいものに惹かれていました。
美に敏感だったのかもしれません。
この頃のことを著書にも書いていますのでご興味があれば、Amazonでご購入ください。
近年、この美しいものを美しいと感じる美意識について、脳科学、認知神経科学・心理学に及んだ研究がなされ、その結果「美」は大きく人間の脳と関わりがあり、人の心身に影響していることが証明されています。
例えば、美しいアートを見たとき、美味しそうな素敵なデザートなどを見ているときと同じ脳の働きをするそうです!
美味しそうなデザートって想像しただけで、幸せな気持ちになりますよね。
美しいと思うお気に入りの絵が1枚でも家にあれば、
見るたびにそんな幸せな気持ちが味わえるということです。
また、私の友人でありクライアントでもある、アートギャラリー Akira Art Room主宰の川端もとこさんは、アートを一つの道具として捉えると良いのではと言います。そして、その道具を使って、どのような結果をもたらすことができるのかを話してくれました。
1. インテリアとして壁をデコレートして部屋の雰囲気を引き立たせ居心地の良さをもたらすもの。家への愛着が湧いてくるための道具。
2.見せびらかしたいとか虚栄心というのとは違う、もっと人間らしい動機が働いている、自分を表現するためのもの。
心揺さぶられるアートは自分自身とどこか似ていてそのアートを通して自分を知り、自分を成しているものを周りに伝えることができる道具。
3.自分の理想や希望の源となる道具。
4.経験を広げてくれる道具。
アートは、単なる高尚で神秘的なオブジェではなく私たちの助けとなってくれる道具。「鑑賞物」ではなく実生活の中で「実用的なもの」として使うことで初めてアートが持つ本来の効果がでてくる。
このアートという道具を使いこなし、育んだ充実した生活や人間関係、仕事などこそが真のアート作品であり、私たちがアートと呼んでいるものはそれらの導き役にすぎない。
と、このように語ってくれました。
ちなみに、上の画像は彼女のお宅の写真です。彼女は、アートを集めるという趣味が昂じてビジネスへと変貌していった方です。全く関係のない分野のサラリーマンをしていた時代は、売上の数字ばかりを追わなければいけない状況だったそうです。その反動で、アートを探すという趣味が、世界中のアーティスト作品を収集するようになったらしいのです。無意識の中で彼女の脳は、「美」を求めていたのかもしれませんね。
「美」の体験が、脳の活性化、精神に影響し、人生において有効に働く道具であるなら、「美しい」と思うアートを家に1つでも飾ってみても良いかなと思いますよね。
ぜひ、皆様もお気に入りの一枚を見つけてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
古市 伸子
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